臨床指標

6)手術

6)-1  全手術件数

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
外科 1,014 1,048 987 878
整形外科 688 666 728 727
産婦人科 1,012 976 997 938
その他 1,863 2,039 2,242 2,055
全手術件数 4,577 4,729 4,954 4,598
解説
 当院手術室において、毎年4000件以上の手術を実施しており、平成28年度以降は、4,500件を越える件数で推移しています。各科とも増加していますが、とくに外科、整形外科、産婦人科の手術が多く、これらで全体の半数以上を占めています。各科の主要手術内容は「DPCデータに基づく病院情報の公開」に示していますのでご参照下さい。また、手術のうち465件(10.1%)が緊急手術であり、産婦人科、外科、脳外科で多くの緊急手術を施行しています。当院は急性期病院として、24時間いつでも緊急手術に対応できる体制を整えており、地域の要請にこたえられるよう努力を続けています。

6)-2  手術を施行した患者に対する肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
予防対策の実施率 95.3% 95.4% 91.8% 90.7%
解説
 肺血栓塞栓症とは肺動脈に血栓が詰まる病気で、エコノミークラス症候群として知られています。下肢の静脈にできた血栓が原因となることがほとんどで、ベッド上の長時間の安静臥床、手術、感染などが血栓形成の要因です。
 本指標は、肺血栓塞栓症のリスクレベルが「中等」以上の手術(例;がんの手術、ホルモン療法中の手術、骨盤や下肢の整形外科手術、開頭手術など)を施行した患者さんに対して、入院期間中に肺血栓塞栓症予防対策を行った割合を表しています。
 当院では、「肺血栓症及び深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン」に沿った院内マニュアルを作成しており、予定されている手術術式に加え、血液検査や下肢静脈エコー検査なども行って、適切な予防対策(弾性ストッキング使用、間歇的空気圧迫装置装着、抗凝固療法)を実施しています。
 
算出方法
 肺血栓塞栓症の予防対策を行った患者数 / 肺血栓塞栓症のリスクレベルが「中等」以上の手術を施行した退院患者数 (厚労省「医療の質の評価・公表等推進事業における臨床評価指標」の算出方法をもとに算出しております)

6)-3  手術を施行した患者における肺血栓塞栓症の発生率

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
肺血栓塞栓症の発生率 0.10% 0.10% 0.24% 0.11%
解説
 肺血栓塞栓症のリスクレベルが「中等」以上、かつ手術を施行した患者さんのうち術後に肺血栓塞栓症が発生した割合を表す数値です。参考資料として、令和2年度の全赤十字病院の平均値は0.19%でした。

算出方法
 肺血栓塞栓症が発生した患者数 / 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中等」以上の手術を施行した退院患者数