部門・センター

薬剤部のご紹介

薬のスペシャリストである薬剤師は 【薬あるところに必ず薬剤師あり】  をモットーに、医薬品の適正使用に基づき、個々の患者さんに対し『安全で最適な薬物療法を提供すること』、『医療の安全を確保すること』を基本使命としています。
医薬品の適正使用のための情報収集・分析・提供を行い、適正な管理や調剤に努めています。外来・入院病棟の各担当薬剤師は、患者さんに解りやすく説明を行い、医師・看護師・他の医療スタッフには迅速に正確な情報提供を行っています。
各種チーム医療には、それぞれ専門の知識を有する薬剤師が積極的に参加し、薬剤師としての職能を発揮しています。医療スタッフと情報を共有し、患者さんの症状と薬剤を関連づけながら、副作用などの危険性を理解したうえで、安全で最適な薬物療法を提供しています。

1人1人が幅広い知識向上のために研鑽に励み、各種学会や研修会に参加し発表も行っています。 【薬あるところ】 での質の高い薬剤管理業務を展開できるよう、24時間365日取り組んでいます。 そして、病院や地域と連携し、患者さんの治療を継続的にサポートすることに努めています。

薬剤部長:藤永 理恵子
ほか薬剤師:29名

各種認定等資格

  • 日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師:2名
  • 日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師:1名
  • 日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師:1名
  • 日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師:2名
  • 日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師:1名
  • 日本静脈経腸栄養学会 栄養サポートチーム専門療養士:3名
  • 日本臨床薬理学会 認定CRC:1名
  • 日本薬剤師研修センター 実務実習指導薬剤師:3名
  • 日本病院薬剤師会 認定実務実習指導薬剤師:1名
  • 日本医療薬学会 認定薬剤師:1名
  • 日本DMAT隊員:1名
  • 福岡県糖尿病療養指導士:3名
    (2018年6月1日現在)

業務紹介

調剤業務

内服、外用薬調剤 注射調剤 無菌調製(高カロリー輸液、抗がん剤)
医師の処方箋に基づき、外来・入院患者の薬を調剤しています(院外処方箋発行率85%)。薬剤部の窓口では、外来患者に対して薬剤情報を提供し、薬の効果や副作用について説明しています。
注射薬は、投与経路・速度、配合変化なども考慮し、個人別に注射薬を調剤しています。
栄養価の高い輸液や抗がん剤などは、無菌操作を必要とするため、薬剤部で調製しています。
また抗がん剤は取り扱いに注意が必要な薬剤であるため、薬剤師の知識や能力をもって、慎重かつ安全に調製しています。

製剤業務

患者さんの治療を行ううえで、製薬会社から販売されていない薬剤が必要な場合は、医師の依頼に基づいて院内製剤を調製しています。
院内製剤とは、各病院が独自に作っている製剤です。

医薬品管理業務、DI業務

病棟薬剤師は、使われる薬の使用目的(効果)・使用方法や注意点を説明し、患者さんに積極的に、そして安全に治療に参加していただけるような環境作りをしています。また、平成25年8月より病棟薬剤業務実施加算を算定しており、病棟に専任の薬剤師がいることで、患者さんの病態をいち早く察し、副作用の発現防止などに努めるなど大切な仕事を任っています。

病棟業務

平成26年1月から手術予定の患者さんを対象に、常用薬を把握するために、入院前に外来で確認を行っています。確認の際には、常用薬(実際の薬)やお薬手帳などの情報を持参していただいています。

外来常用薬確認

平成26年1月から手術予定の患者さんを対象に、常用薬を把握するために、入院前に外来で確認を行っています。確認の際には、常用薬(実際の薬)やお薬手帳などの情報を持参していただいています。

チーム医療としての薬剤師の役割

栄養サポートチーム (NST:Nutrition Support Team)

入院患者さんの栄養管理を行うために、薬剤部を事務局として2005年4月より栄養サポートチームを設立しました。薬剤師は事務局として栄養サポートチームを円滑に運営し、回診では静脈栄養・経腸栄養・薬剤に関する提言を、医師・栄養士等に行っています。
現在は集中治療室にも積極的に介入しており、早期から栄養療法を行うことで、患者さんの治療の基盤である栄養状態をアップし、より良い治療が行えるようサポートしています。

院内感染対策チーム (ICT:Infection Control Team)

病院各部署の感染症に関する情報を収集し、病院全体の状況を把握することとともに、その状況に応じた適切な指導・管理に関与しています。主な活動内容として、院内回診参加による感染対策への助言や、抗MRSA薬を使用している患者さん一人一人の血中薬物濃度を測定し、解析することにより患者さん個人に適した投与量を設定(TDM解析)するなどしています。

緩和ケアチーム (PCT:Palliative Care Team)

がんやその他の治療困難な病気に伴う「痛み」や「体のつらさ」だけでなく、不安や気分が落ち込むといった「心のつらさ」など、様々なつらさを和らげるために活動しています。
薬剤師は入院患者さんの病態や使用薬剤等の情報収集、医師・看護師と病棟回診を行い薬剤の選択や用量設定・投与経路への助言、副作用の確認などを行っています。緩和ケア外来では新規オピオイド導入時に定期薬剤・レスキュー薬の使い方や副作用についての説明も行っています。
また、チームとして訪問看護ステーションや医療連携室と協力し、在宅療養や緩和ケア病院への転院など患者さんの希望に合う医療を行っています。

腎移植チーム

腎臓移植を受けられる患者さんのサポートを医師、移植コーディネーター、検査技師、栄養士とともに行っています。血圧、血糖管理や免疫抑制剤の管理、感染症予防など、入院中だけでなく退院後も安心して治療を受けて頂けるよう、患者さん個人の生活や体質に合わせた指導を行っています。

がん化学療法チーム

がん薬物治療は日進月歩であり、その治療が安全かつ適切に行われる為に院内には多職種で構成されたがん化学療法委員会があります。
薬剤師もその一員としてプロトコールの審査や管理、副作用や運用に関する手順書の作成等において重要な役割を担っています。また、処方内容の監査を行い、抗がん剤やその他医薬品の適正使用に貢献しています。抗がん剤の調製は曝露対策を講じた環境下で行っており、複数の薬剤師で過程をチェックすることで安全かつ正確に業務を行っています。
外来化学療法室には薬剤師が1人常駐し、抗がん剤の説明や副作用の確認、セルフケアの指導を行って、治療に対する不安を軽減し、生活の質を保ちながら治療が行えるようにチームの一員として努めています。