部門・センター

低侵襲手術センターについて

低侵襲手術センターは、内視鏡手術を安全・円滑に推進する目的で2018年に開設されました。内視鏡手術は開腹や開胸手術による大きな身体的負担を軽減できることから1980年代から開発されてきました。疼痛の軽減、出血量の低下、早期の社会復帰が可能になるなどのメリットがある一方で、経験に基づく不断のトレーニングが必須です。またこの手術が発展し続ける理由の一つには新たな医療機器の開発も挙げられます。当センターではそれぞれの内視鏡手術の指針を作成して、手術が安全・円滑に進められるように努めています。またステープラーやシーリングデバイスなど新たな医療機器を積極的に導入し、術者がその扱いに習熟できるようにサポートしています。

ダビンチ手術

当センターでは2018年4月には新たな医療機器として最新の手術支援ロボット・ダビンチXiサージカルシステムを県内でもいち早く導入致し、4月25日胃がん手術を開始しました。医療用ロボットは1990年代NASAや大学などの米国の施設で開発が始まり、当初は戦場における遠隔手術を目的に研究が進みました。2000年にアメリカFDAの認可を受けたダビンチサージカルシステムは様々な改良が加えられました。最新型Xiには次のような特徴があり、人間の能力を補完、時に向上させることで精緻で正確な手術を可能とし、患者さんの手術による負担(手術中出血量、手術合併症、術後疼痛など)を軽減します。

ダビンチXiの特徴
①安定的な3Dハイビジョン映像下でズーム機能を用いて操作部位を容易に拡大出来ます。
②手振れ防止機能、スケーリング機能(手元を3㎝動かしても、鉗子は1㎝の動き)を有した3本のアームを自由に正確に操作可能です。
③先端の鉗子は人間の手首以上の可動性があります。

低侵襲手術センタースタッフ

消化器外科     永井英司     低侵襲手術センター長
          井上重隆
          梁井公輔
          安井晴隆
          松永壮人
呼吸器外科     小島雅之
泌尿器科        清島圭二郎    副センター長
          秋武正和
産婦人科      西田眞
          濱崎洋一郎

2020年度実績

肺悪性腫瘍 39例
胃悪性腫瘍 42例
直腸悪性腫瘍 68例
腎悪性腫瘍 36例
前立腺悪性腫瘍 60例
膣式子宮全摘術の対象となる子宮の腫瘍 48例