臨床指標

13)リハビリテーション

13)-1  人工膝関節全置換術患者の早期リハビリテーション開始率

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
開始率 96.6% 97.4% 100.0% 100.0%
解説
 人工膝関節全置換術が施行された患者さんのうち、術後4日以内にリハビリテーションが開始された割合を示しています。術後早期にリハビリテーションを開始することで、関節可動域の改善や歩行能力の回復が早まり、日常生活動作がより改善され、早期退院も可能となります。
クリニカルパスの運用や整形外科とリハビリテーション科との連携を図ることにより、年々開始率は向上しています。引き続き、術後早期からのリハビリテーション開始に努めていきます。
(なお、リハビリテーション室での施行が困難な患者さんの場合は、病室のベッド上で訓練を早期から行っています。)

算出方法
 4日以内にリハビリテーションが開始された患者数/人工膝関節全置換術が施行された退院患者数

13)-2  人工骨頭置換術患者の早期リハビリテーション開始率

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
開始率 98.0% 100.0% 98.7% 100.0%
解説
 大腿骨頸部骨折に対して人工骨頭置換手術を受けた患者さんのうち、術後4日以内にリハビリテーションを開始した割合を表しています。
大腿骨頸部骨折の発生は高齢者に多いため、人工骨頭置換手術後の過度の安静は、廃用症候群(寝たきり状態につながる)を引き起こす原因となります。そのため術後早期にリハビリテーションを開始し、日常生活動作の改善を図る必要があります。また、早期に離床を図り、生活リズムを整えることは、せん妄など精神機能低下の予防にも繋がります。
日々早期介入に努めており、100%に近い数値を維持しています。指標では術後4日以内の患者数となっていますが、手術翌日より開始している患者さんを多く含んでおり、また術前からリハビリを始めるなど、更なる改善を図っています。

算出方法
 4日以内にリハビリテーションが開始された患者数 /人工骨頭置換術が施行された退院患者数

13)-3  急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始率

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
開始率 88.3% 90.7% 90.8% 94.3%

解説
 次項、急性脳出血患者に対する早期リハビリテーション開始率参照

13)-4  急性脳出血患者に対する早期リハビリテーション開始率

  平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
開始率 81.1% 94.0% 93.9% 85.7%
解説
 脳梗塞あるいは脳出血で入院した患者さんのうち、入院4日以内にリハビリテーションを開始した割合を表しています。
脳卒中ガイドラインでは、障害部位の機能予後改善および障害のない部位の筋萎縮予防、また褥瘡(床ずれ)、肺炎、深部静脈血栓症の予防のために、脳卒中発生早期からリハビリテーションを開始することが推奨されています。
当院は重症例も含め、医師と療法士の連携を強化して早期開始に取り組んでおり、平成30年度からは90%以上を推移しています。今後も患者さんの機能予後改善のため、入院後早期からのリハビリテーションを、十分なリスク管理の下に積極的に進めていく方針です。さらには急性期病院から回復期病院へと至るスムーズな連携にもつなげていきたいと考えています。

算出方法
 入院4日以内にリハビリを開始した患者数 / 脳梗塞患者のうち、リハビリを行った患者数
 入院4日以内にリハビリを開始した患者数 / 脳出血患者のうち、リハビリを行った患者数