看護部

当院には、さまざまな専門看護師・認定看護師がいます。
個人で興味のある分野に挑戦し、臨床にその資格を活かすため日々努力しています。
 ※令和2年6月現在

専門看護師の種類 人数
がん看護専門看護師 2
小児看護専門看護師 1
慢性疾患看護専門看護師 1
認定看護師の種類 人数
救急看護認定看護師 4
感染管理認定看護師 2
緩和ケア認定看護師 1
集中ケア認定看護師 2
皮膚・排泄ケア認定看護師 2
透析看護認定看護師 1
手術看護認定看護師 2
認知症看護認定看護師 1
がん放射線療法看護認定看護師 1
がん化学療法看護認定看護師 2
摂食・嚥下障害看護認定看護師 1

専門・認定看護師からの一言

がん看護専門看護師 三池 由起・井手 麻利子

がん看護専門看護師は患者さんやご家族の方に対して、がんと診断された時から生じる身体的・精神的なつらさ、日常生活や仕事、治療などで抱えている悩みについて相談・介入を行っています。治療終了後の方に対してはがん相談支援室や患者会を通じて同様に支援しています。また、在宅療養支援に関する相談、在宅療養中の患者さんやご家族によるピアサポートの支援を行っています。院内だけでなく、もっとクロス活動を通じて施設外のがん看護に関する看護師の教育、がん患者さんやご家族に対する実践支援をしています。

小児看護専門看護師 梶原 陽子

小児看護専門看護師として、様々な健康問題を持つ子どもが病院及び地域での生活において健やかに成長発達していけるよう、子どもの最善の利益は何か、を考えながらより良いケアを提供していく為に活動しています。
普段は小児科病棟における実践や教育活動を中心とし、日々の看護場面でのコンサルテーションにもあたっています。また子どもと関わる機会のある部署との協働、そして小児関連だけでなく各科の子育て期にある患者さんのお子さんへの病状説明や心理面での看護ケア等、少しずつ活動の場面を広げているところです。

慢性疾患看護専門看護師 不動寺 美紀

慢性的な心身の不調とともに生きる方々が増加してきており、入院中の治療だけでなく在宅でも病気の管理を継続していく必要があります。病気と付き合いながら自分らしい生活を送っていくためには、その人自身のセルフケアが治療の柱となってきます。病気に対するお考えや日々の生活で工夫されていることをお聞きしながら、療養生活ができるだけ良い状態で過ごせるようサポートできるように活動しています。
地域や関連する医療スタッフの方々と連携しながら、慢性腎臓病および糖尿病の患者さんやご家族に対する療養支援を行っていきます。

救急看護認定看護師  研井 礼子・川中 直美・中里 さかえ・志岐 知子

私達が携わっている救急外来では、24時間体制で一次二次の救急疾患と重症救急疾患患者の対応を行っています。そのような状況の中で,救急病態を理解して、患者さんの状況に応じた迅速で確実な救命技術・トリアージ・病態に応じた安全なケア技術、そして危機的状況にある患者さん・ご家族への支援が行えるよう日々努力しています。
医師・看護師をはじめ他職種と共に救急医療体制の充実や生命危機状態にある患者さん・ご家族への対応のスキルアップに努めていきたいと思っています。

感染管理認定看護師 田嶋 信子・坂田 理枝

感染管理認定看護師の役割は、在宅から急性期病棟まで、全ての医療関連施設を利用する患者さん、ご家族、訪問者の方はもちろん、現場で働く人を感染源から守ることです。そのために疫学、微生物・感染症学、消毒・滅菌、関係法規などに関する最新の知識を基盤に、感染管理プログラムを構築し、教育・指導を行っています。
福岡赤十字病院における全ての人を感染から守り、患者さんに安全で信頼できる療養生活を送っていただくために、組織全体の感染対策の質向上を目指した活動を推進していきたいと思っています。

緩和ケア認定看護師  佐々木 照美

緩和ケアとは、がんに伴う「痛み」や「体のつらさ」だけではなく、今後への不安や気分が落ち込むといった「こころのつらさ」など、様々なつらさを和らげ自分らしく生きられるように援助することです。当院でもがんの早期から治療を受けられる患者さんが増えており、私たちはがんの早期からの患者さんの身体や心の痛みが少しでも和らげられるような援助を行っています。
がんが進行した段階からではなく、がんと診断された段階から緩和ケアを受けることが推奨されています。週に1回の緩和ケアチームラウンドと緩和ケア外来を行っています。

集中ケア認定看護師  白坂 雅子・寺田 昌弘

集中ケア認定看護師とは、フィジカルアセスメントを駆使して生命の危機的状況にある患者の病態変化を予測し、重篤化を回避するための援助を行います。また、危機的状態にある患者さん・ご家族は不安やショックが大きく、身体・精神・社会的側面を含めた治療・看護が必要となります。他職種や他病棟との連携を図り、急性期からの早期回復を目指し、患者さん・ご家族が安心した入院生活を送れるように働きかけています。集中治療領域のほか、あらゆる病棟で重症な患者さんの看護に携わっています。

皮膚・排泄ケア認定看護師 長谷川 珠美・阿部 佳織

皮膚・排泄ケア(WOC)とは創傷(wound…手術の傷や外傷、床ずれ等)、オストミー(ostomy…人工肛門や人工膀胱等)、失禁(continence…尿失禁や便失禁)の頭文字でこの3つの分野のケアの専門家です。特にスキンケアは皮膚・排泄ケアの領域すべてに共通しており、皮膚障害のある方や高齢者、未熟児、化学療法中の方など皮膚が脆弱な方々の皮膚を刺激から守るために学習してきた知識や技術を生かしてケアしています。
褥瘡管理者として院内の褥瘡対策の質向上を目指し、委員会のメンバーと回診を行いNSTとも連携して組織横断的な活動を実践して、質の高いチーム医療が提供できるように他職種と協働しています。

透析看護認定看護師 不動寺 美紀

日本の慢性腎臓病(CKD)患者は1300万人以上といわれ、末期腎不全に進行した場合は、透析療法や腎移植などの治療が必要となってきます。福岡赤十字病院腎センターは地域の関連施設と連携しながら、慢性腎臓病保存期の患者さんや透析を受ける患者さんの医療に携わっています。慢性腎臓病は病気が進行するまでは自覚症状が少ないという特徴があり、治療よりも仕事や日々の生活を優先してしまう患者さんもいらっしゃいますが、患者さん自身の自己管理が治療の中心となります。医師や管理栄養士、薬剤師、透析室、訪問看護などの多職種と協力しながら、病気の正しい知識や日常生活の注意点をご理解いただき、治療を継続していけるようサポートしていきたいと思っています。

手術看護認定看護師 鎌田 早理・横尾 静江

患者さんが手術を受けることを意思決定した段階から術後回復するまでの過程の中で、患者さんやご家族の権利を擁護し自己決定を尊重した支援を目指しています。実際に手術当日までに患者さんのベッドサイドを訪問し、麻酔や手術に関する説明をするだけでなく患者さんの疑問やや不安を解決して、患者さんが少しでも安心して手術を受けてもらえることを心がけています。手術中は「安全第一」で多職種と連携して皮膚障害、神経障害、感染などを予防する看護を実践しています。また、患者さんの快復力を促進させて1日でも早く手術前の生活に戻ることが出来るように、患者さんのために何ができるのかを考えて多職種と連携してチーム医療に取り組んでいます。

認知症看護認定看護師 宮原 あや

慣れない環境での入院治療は認知症患者さんにとって非常にストレスです。もともとの生活や習慣を大切にしながら、その人にとっての心地よいケアを行うことで、必要な治療を受け、早期にもとの生活に戻られることを目指しています。また、急性期病院では治療に関する様々な意思決定が必要です。認知症があっても生きる主体は認知症患者さん本人です。生活歴などから患者さん本人の意思を治療や看護に反映できるよう、ご家族や院内・外の多職種との連携に努めています。
認知症患者さん、そしてご家族が安心して治療を受けられ、笑顔で退院できるよう活動していきたいと思います。

がん放射線療法看護認定看護師 鬼塚 智子

放射線療法は、手術療法・化学療法と並んで、がんの3大治療法の1つと言われています。放射線治療の特徴として、臓器の形態や機能を温存できることや、局所治療であるため全身的な有害事象が少ないこと等があげられます。また治癒を目的とした根治照射から、身体的苦痛の改善を目的とした緩和照射まで、幅広い段階で放射線治療は適応となります。
治療に伴う有害事象は、日常生活の工夫をすることで、想定以上の症状が出現することを予防できるものもあります。他職種と協働しながら、患者さん一人一人の生活に合わせたセルフケア指導や身体面・精神面のサポートを行い、治療が完遂できるように取り組んでいます。

がん化学療法看護認定看護師  石橋 直子・百﨑 やよい

化学療法は、従来の抗がん剤の他、分子標的薬やホルモン療法、免疫チェックポイント阻害剤などの治療があり、注射や内服薬等形態も様々です。また、治療に伴う副作用を軽減する方法も日々進歩しています。治療を受ける方々やご家族が安心して日常生活や社会活動と両立して治療に臨めるようお手伝いさせて頂きたいと思います。

摂食・嚥下障害看護認定看護師  井上 早紀

肺炎は日本人の死因の第3位となり、特にご高齢の方の場合は「誤嚥」がその原因の多くを占めると言われています。そのため、医療の現場では治療のひとつとして「食べること」に制限がかかることも少なくありません。しかし、『食べることは生きること』。私たちがより豊かに健康に生きるためには「食べること」はとても重要な意味をもちます。そのことが今、再認識されつつあります。
摂食・嚥下障害看護認定看護師は、体の機能だけでなく生きる意味からも「口から食べること」について考え、患者さんやご家族を支援する役割をもちます。治療中であっても、より美味しく、安全に食事を味わい、栄養を摂り、生きる活力へ繋げられるようにしたいと考えています。

専門分野のナースの会

看護職には看護師・助産師・保健師の国家資格や、日本看護協会が認定する専門看護師や認定看護師、特定看護師などの資格があります。その他、各学会や教育機関が認定する専門領域の様々な資格があり、看護職が取得できる分は約70種類以上にも及びます。
日々進歩する医療の中、専門職として看護師は生涯学び続ける責任があります。福岡赤十字病院は、平成14年から「専門分野のナースの会」を発足し、看護の質の向上を目指して活動の場を広げてきました。令和2年6月現在、22分野88名の資格取得者がおり、院内研修会や現場でのOJT、院外への「いのちの授業など」出前講義で活躍しています。興味がある方は、福岡赤十字病院看護部へお問い合わせください。

※令和2年6月現在

専門分野の資格 人数 活動内容
ケアマネージャー(福岡県介護支援専門員) 8 地域のケアマネージャーや病院スタッフと共に、患者さんが安心して在宅療養できるようサポートしています。
呼吸療法認定士 2 呼吸ケアチームとして院内ラウンドを行い、患者さんへのケア評価やスタッフへの支援を行っています。
リンパ浮腫セラピスト 2 術後患者さんへのリンパ浮腫予防指導やリンパ浮腫を発症された患者さんへの支援を行っています。
透析技術認定士​ 3 慢性腎臓病や透析を受ける患者さんの療養生活のサポートや、透析看護研修を通して看護スタッフの教育に取り組んでいます。
慢性腎臓病療養指導看護師​ 2
CAPD指導認定看護師​ 1
腎臓病療養指導士 4
認定排泄ケア専門員 1 排泄でお困りの方に対し、カウンセリングや理学療法、干渉低周波治療、生活指導を行っています。
日本糖尿病療養指導士 1 糖尿病療養に関する専門外来(フットケア外来・糖尿病透析予防外来・インスリン指導外来)で主に活動しています。
地域糖尿病療養指導士 5
消化器内視鏡技師 8 機器管理や感染防止に関する専門知識をもち、患者さんに安全・安心な内視鏡検査・治療を提供できるよう取り組んでいます。
ICLSインストラクター 5

BLSやICLS研修を通して急変時対応が行えるスタッフ育成を行っています。

マタニティヨガインストラクター 2 マタニティヨガインストラクターの資格を持った助産師が、希望する妊婦さんに週1回ヨガ教室を行っています。
思春期保健相談士​ 6 福岡市内の小学校、中学校、高校へ、助産師の視点から「いのちの教育」や「性教育講演」を行っています。
妊産褥婦骨盤ケア 3

妊娠中から産後まで、マイナートラブルへの対応を行っています。

アドバンス助産師 10 妊婦および褥婦自身が主体的に自己の健康管理を行うことができるように、助産師専門外来での妊婦検診、母子育児支援に対応しています。また、職員妊婦の健康支援も行っています。
保健指導プロジェクト​ 1

ミニ健康講座や健康相談コーナーで、患者さんやご家族、市民の方の健康管理・健康相談の一助をしています。

心臓リハビリテーション指導士 1

心臓リハビリテーションや心臓病教室で、心疾患の患者さんが在宅療養を行えるよう支援しています。

新生児蘇生法専門コース 17

産科病棟、小児科病棟で新生児のケアを行っています。