救急科

実績

令和5年度・令和6年度月別救急車搬入状況

CPA救急車搬入数:令和6年度66例

特長・特色

当院では、福岡大学医学部救命救急医学講座の学生実習に協力し、また当院の1・2年目研修医を受け入れて、スーパーローテート研修の中でも重要なプライマリーケア教育に力を入れています。さらに、福岡大学や九州大学の研修医も受け入れ、幅広い実習の場を提供しています。地域のメディカルコントロール体制の一環として、国家試験に合格した救急救命士が現場で活動を始める前に行う就業前病院実習を受け入れています。また、救急隊の再教育実習である福岡市消防ワークステーション方式Drカー(救急車が病院に常駐し、心肺停止などの重症症例発生時には医師と救急隊が一緒に出動する仕組み)を運営しています。このほか、急性期医療に関わる講義や教育活動を通して、救急隊員のスキル向上にも積極的に取り組んでいます。

各種指定

  • 厚生労働省指定臨床研修病院
  • 日本救急医学会救急科専門医指定施設
  • 災害拠点病院

日本救急医学会認定ICLSコース

福岡赤十字病院ICLSコース 福岡赤十字病院ICLSコース
当院では、日本救急医学会認定ICLSコースを、医師・看護師・救急救命士・医学生などの医療従事者を対象に、救急科主催で年に3〜4回開催しています。
院内外のインストラクターの協力のもと、令和7年6月には第45回目の福岡赤十字病院ICLSコースを行いました。また、福岡市救急病院協会からの依頼によるICLSコースも毎年当院で実施しています。今後も、地域の「救命の連鎖」がよりスムーズに機能し、心肺停止となった方が一人でも多く社会復帰できるよう、救急科スタッフ一同、力を合わせて取り組んでまいります。

災害拠点病院指定

当院は、災害拠点病院に指定されており、大規模災害(自然災害や化学・生物災害など)の際には、地域の皆さまの安全と健康を守る重要な役割を担っています。
地域の医療機関と連携を取りながら、体制のさらなる充実を図っています。
救急科スタッフ4名全員が、福岡県災害医療コーディネーターおよび日本赤十字社災害医療コーディネーターの資格を持ち、平時から災害訓練などを通じて備えを行っています。これまでに、東日本大震災、熊本地震、能登地震の際には、急性期医療救護班として医師を被災地へ派遣し、トリアージや診療、巡回診療などの支援活動を行いました。また能登地震では、日本赤十字社災害医療コーディネーターとしても現地に派遣され、被災地支援に尽力しました。