歯科・歯科口腔外科

治療について

口腔がん

舌がん、歯肉がん、頬粘膜がんなど口腔領域に発症するがんの診断、治療を担当しています。口腔がんの9割以上は扁平上皮がんであり、治療は手術療法が中心となります。耳鼻咽喉科や形成外科などの関連科との連携のもとに治療に当たっています。また、進行例や手術不能例に関しては九州大学病院等と連携し、治療にあたっていきます。

顎顔面骨骨折

救急救命センターはもとより院内他科、院外医療機関との連携を行い、早期治療、早期社会復帰を目指しています。整容面ならびに咬合などの機能に配慮した手術および治療を行なっています。

智歯の抜歯手術などの小手術

智歯抜歯などの小手術は主に外来通院下で行っています。侵襲の程度などによっては、入院、全身麻酔下での手術を行っています。

なお、原則として処置においては、十分な処置時間を患者様のためにお取りし、安全第一に行いますので、初診日当日の処置は基本的には行っておりません。原則、智歯抜歯などの小手術は、一度受診していただいて予約取得のうえ、後日実施しています

その他

院内では関連各科との協力のもと、心臓外科手術、各種がん手術および人工股関節手術などに際して、周術期の口腔機能管理を実施し、誤嚥性肺炎等の合併症予防を行っています。また、造血幹細胞移植やがん化学療法を受ける患者さんの口腔診察、感染病巣対策を行っています。

また、薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の発症予防としてのBP製剤およびデノスマブ投与前の顎骨内スクリーニング検査の実施、MRONJ発症後の治療にも注力しています。