専門外来・看護専門

造血幹細胞移植後長期フォローアップ(LTFU)外来  ※Long Term Follw-Up

 造血幹細胞移植の後には、感染症やGVHD(移植片対宿主病)だけでなく、時間が経ってから身体の様々な臓器から発症する「晩期合併症」が起こることがあります。これらを予防したり、早い段階で発見して適切な治療やケアにつなげたりするために、移植が終わった後も、定期的に検査や診察、生活指導などを受けていただくことが必要になります。
担当看護師がそれぞれの患者さんの移植後の時期や体調、合併症の状態などに応じて、日常生活についての指導を行ったり、医師と連携し必要に応じて検査の追加や他の診療科の受診などを考慮したりしています。
 LTFU外来受診のタイミングは、移植後日数を目安に節目を決めて、移植退院後初回外来時、移植3ヶ月後、6ヶ月後、1年後、以降毎年1回となります。また日常生活で困ったことや対処しなければならない症状などが生じたときには必要に応じて受診していただくこともできます。
 診療報酬点数は再診料の他に1回300点(3割負担の方で900円)で、1ヶ月に1回だけ算定されます。同じ月の2回目以降の受診では、この算定はありません。
 当院では、造血幹細胞移植後長期フォローアップ(LTFU)外来を開設し、皆様の移植後の生活がよりよいものになるように支援していきたいと考えています。どうぞお気軽にご相談ください。
 
診療日 第2週、4週の水曜日、金曜日
場所 血液腫瘍内科外来
  担当  血液腫瘍内科医師・血液腫瘍内科看護師
(同種造血幹細胞移植後フォローアップのための看護師研修を修了した者)