アイソトープ検査(治療)

アイソトープ検査 (治療) 予約制

 

アイソトープ検査 (治療) アイソトープ検査 (治療)

使用機器名
東芝ガンマカメラ Symbia
処理装置 GMS7700
ワークステーション ZAIO2

CTやMRIなど他検査との融合画像の提供も可能です。

FAQ

アイソトープ検査とは?
放射性医薬品を体内に取り入れ、そこから出てくる放射線(主にガンマ線)を受け取るガンマカメラ、その情報を処理する装置を用いて検査を行います。
アイソトープ検査は、他の画像診断の様な形態診断とは異なり、臓器の機能や代謝の情報を得る事ができます。
得られる情報は、画像のみではなく、数値やグラフ、正常データとの比較など、様々な解析を行うことが可能です。
また、検査の目的により使用する放射性医薬品、薬剤投与から検査までの時間、検査時間がそれぞれ異なります。(詳細は後述します。)
放射性医薬品とは?
放射性同意元素RI(Radio Isotopeラジオ・アイソトープ:放射線を放出する性質を持った物質)と、特定臓器に集積する物質を結び付けた化合物の事を指します。(CTやMRI等で使用する造影剤とは性質が全く異なり、副作用の心配は無く、腎機能にも関わりなく使用できます。)
また放射性医薬品は半減期という時間で減衰していきますので、基本的に放射性医薬品は当日のみしか使用できません。
検査をされる方には、なるべく検査当日にキャンセルはお控えいただくよう、お願いしています。
検査の事をシンチと呼ぶ場合もありますが?
アイソトープ検査は画像を作成する装置の一つとしてガンマカメラを用いますが、その機器の一部にシンチレーターという物質を用いています。そこで検査の事を○○シンチ(例えば骨シンチなど)と呼ぶ場合もあります。
どうやって検査するのですか?
検査は、放射性医薬品を静脈注射もしくは、経口投与して行います。
検査内容によって、使用する放射性医薬品、薬剤投与からの検査までの時間や、検査時間、前処置等がそれぞれ異なります。(検査によっては、複数日に跨って検査を行う場合もあります。)
検査は通常、寝ているだけの検査ですが、他の検査に比べ検査時間が若干かかります。(15分~60分)
放射線の影響は?
放射性医薬品を体内に投与する事で被ばくが心配になりますが、放射性医薬品は随時、体外に排泄される事に加え、それ自身にも半減期がありますので、体内での放射線量は時間と共に減少していきます。
また、使用している放射線医薬品の放射線量は、ごく僅かな量であるため、被ばく線量は通常のX線検査と同等といえます。
通常の生活等には全く影響はありません。但し授乳中の方は授乳制限がありますので、スタッフまでご相談下さい。
また、妊娠中の方は検査前にスタッフまでお伝えください。

各検査概要

心筋シンチ

狭心症や心筋梗塞などの診断とその重症度を評価します。
心機能を評価する上で、診断価値が非常に高い検査といえます。

  • 検査内容
    負荷検査:薬剤投与もしくは運動した直後(負荷後)の検査と安静時の検査2回検査を行います。
    通常、午前中に負荷検査を行い、3時間程度時間をおいて午後もう一度検査を行います。朝の検査は30分、午後の検査は15分程度かかります。
  • 前処置
    朝食は通常の半分程度の摂食(可能なら朝も絶食)にし、昼食は絶食です。水分の摂取は構いません。
    薬剤負荷を施行される方はコーヒー、緑茶などのカフェインを含む飲み物は前夜から摂取しないようにして下さい。
    心筋シンチ
    心筋シンチ
    心筋シンチ

    心臓CTとの融合画像

骨シンチ

  • 骨シンチ

    病変の早期発見ができ、全身検索が可能です。

  • 検査内容
    静脈注射を行い、およそ3時間後に検査を行います。
    検査時間は20分程度です。
    前処置は特にありませんが、検査直前に排尿をしてもらいます。
    (なるべく膀胱内に尿が無い状態にする。)

脳血流シンチ

脳内の血流分布を診ると共に、循環、代謝の状態を画像化します。また同時に解析処理を行う事により血流状態を数値化して表示もできます。頭頚部手術の前後の計画、認知症の鑑別等に用います。

  • 検査内容
    静脈注射を行い直後より検査を行います。
    検査時間は40分程度です。
    検査内容によっては血管を拡張する薬剤を用いる場合もあります。
    前処置は特にありません。
脳血流シンチ
脳血流シンチ
脳血流シンチ
脳血流シンチ

ダットスキャンシンチ

パーキンソン症候群の鑑別や早期発見、レビー小体型認知症(アルツハイマー型認知症との鑑別)等に用いられます。ドパミン神経細胞の神経密度を推定でき、MRIやCT、脳血流シンチ等とは全く異なる病態情報を得ることができる診断薬です。

  • 診断内容
    静脈注射を行い、約3~4時間後に検査を行います。
    検査時間は30分程度
  • 注意点
    診断薬には、極微量のアルコール成分を含みます。アルコールに対して拒絶反応のある方は検査ができません。
    静脈注射の際は血管痛を起こす可能性があるため、30秒以上かけてゆっくり行います。
  • 前処置
    特にありません。
  • ダットスキャン

甲状腺シンチ

  • 甲状腺シンチ

    甲状腺疾患、バセドウ病や亜急性甲状腺炎などの鑑別、診断に用いられます。

    甲状腺の形態を診ると共に、甲状腺のヨード製剤摂取率を測定する事で甲状腺の機能状態を調べる事が出来ます。

  • 検査内容
    薬剤を経口投与します。(カプセルを2錠飲みます。)
    投与、5時間後と24時間後、2回検査を行います。(場合によっては5時間のみの検査の時もあります。)
    検査時間は5時間後の検査が20分。24時間後の検査が5分です。
  • 前処置
    検査前1週間程度(場合によっては2,3日)ヨード含有食物(海藻類など)を食べないようにします。

副甲状腺シンチ

副甲状腺の過形成の状態、異所性の副甲状腺検出に用います。

  • 副甲状腺シンチ副甲状腺シンチ
  • 検査内容

    静脈注射を行い、20分後と2時間後に検査を行います。
    検査時間:20分後は10分程度、2時間後は20分程度です。
    前処置は特にありません。

腎動態シンチ(レノグラム)

  • 腎動態シンチ(レノグラム)

    腎臓の形態、機能、左右差を診断する検査で画像を解析する事で腎機能を数値やグラフとして表示できます。

  • 検査内容
    静脈注射を行い直後より検査を行います。
    検査時間は30分程度です。
    前処置は特にありませんが、検査前に200㏄程度の水を飲んでもらう場合があります。
    腎動態シンチ(レノグラム)腎動態シンチ(レノグラム)

ガリウムシンチ

体内の炎症やリンパ節の状態を評価するほか、不明熱の熱源検索にも用いられます。全身の検査になります。

  • 検査内容
    静脈注射を行い3日後検査になります。
    検査時間:40分程度です。
  • 前処置
    食事制限等はありませんが、検査前日に下剤を飲み、検査当日はなるべく排便後に検査を行います。
    ガリウムシンチガリウムシンチガリウムシンチ

肺血流シンチ

  • 検査内容
    静脈注射を行い直後より検査を行います。
    検査時間:20分程度です。
    前処置は特にありません。

副腎髄質シンチ

副腎髄質疾患(褐色細胞腫・神経芽細胞腫)の診断に用います。

  • 検査内容
    静脈注射を行い、5時間後・24時間後に検査を行います。
    検査時間:5時間後は20分。24時間後は30分程度かかります。
    前処置は特にありません。

消化管出血シンチ

消化管出血に多い、間歇的出血や微少出血の診断に有用です。

  • 検査内容
    静脈注射を行い直後より検査を行います。
    検査時間:連続して60分。追加撮影として3時間、6時間、24時間後に撮影する場合もあります。

唾液腺シンチ

唾液腺の機能及び形態を簡便に評価できます。画像を解析する事で唾液腺機能を数値やグラフとして表示できます。

  • 検査内容
    静脈注射を行い直後より検査を行います。
    検査時間:30分程度です。途中でレモン水を負荷(経口投与)します。
    前処置は特にありませんが、直前にガム等は噛まないようにします。

他にも、肺換気シンチ、腎静態シンチ、蛋白漏出シンチ、肝受容体(アシアロ)シンチ、甲状腺腫瘍シンチ他 多数の検査があります。

アイソトープ治療

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)に対する治療。(131I使用。)
新施設になりアイソトープによるバセドウ病の治療が出来るようになりました。
バセドウ病の治療するための3つの治療法の内の1つです。(薬物療法・アイソトープ療法・手術療法。)
アイソトープ療法は、薬物療法より治療期間が短く、副作用が殆どありません。
また再発しにくく、外来での治療が可能です。欠点として甲状腺ホルモンが減りすぎる事があります。
治療はカプセルを飲んでいただくだけです。治療前には血液検査のほかに、超音波検査と甲状腺シンチ(前述)を行う必要があります。