血管造影検査

血管造影検査

血管造影検査について

足のつけ根や手首の血管から針を刺して、カテーテル(樹脂でできた直径1-2mmの長い管)を目的の血管まで挿入して造影剤を注入し心臓をはじめいろいろな部位の血管の走行や状態を観察する検査です。

また、狭くなった血管を拡げたり、腫瘍を栄養する血管を詰めたり、臓器の出血を止めるなどの治療にも応用されています。このことをIVRといいます。

IVRとは?: InterVentional Radiology
血管内治療又はカテーテル手術の略で、近年発達の著しい技術です。
現在は検査よりも治療を目的に行われている事が多くなっています。

注意事項

  • 検査中は清潔なシーツを身体にかけて動くことができなくなりますが、痛みや気分が悪いときはスタッフが側にいますので、気軽に声をかけてください。
  • 造影剤を使用し、撮影時に息を20秒ほど止めることがあります。

各検査室のスタッフ

  • 医師1~3名 看護師1~2名 
  • 診療放射線技師1~2名
    (臨床検査技師1名 臨床工学士1名 心カテ室)
    ※術式により異なります

血管造影検査室

腹部、四肢、人工透析シャントなどの検査及び治療を行ないます。

使用機器名

  • シーメンス社 アーティス zee T
    回転DSA撮影、CTライクイメージングが可能です。

検査時間

  • 1時間~2時間、治療時3時間程度。

2017年度症例数

腹部等造影及び治療 91例
人工透析シャントPTA 208例

DSAとは?: Digital Subtraction Angiography

画像処理のひとつとして、造影剤を血管に注入する前後の画像間で演算し、血管像だけを鮮明に描出します。

主な検査及び治療

  • 腹部造影 (腫瘍塞栓・止血・リザーバー留置・動注など)
  • 透析シャント造影(拡張・血栓除去など)

<腹部動脈>

<PTA>

心臓カテーテル検査室/多目的血管造影室(脳血管)

心臓カテーテル検査室

用途:

  • 虚血性心臓病・心臓弁膜症の検査及び治療
  • 手足の狭くなった動脈を拡げる治療
  • 機器名:

    シーメンス製 Artis zee FCP
    (心臓カテーテル検査専用)

多目的血管造影室

用途:

  • 頭頚部、脳血管内治療
  • 心臓の検査・治療全般(体内式ペースメーカ、アブレーション等)
     

機器名:

シーメンス製 Artis zee BA
(回転DSA、CTライクイメージング搭載)

検査時間
検査のみの場合約30分 治療時1~2時間

検査
冠動脈造影・左室造影・心臓外科手術後撮影・胸部腹部大動脈造影・四肢動脈・頭頚部血管など

治療
冠動脈血管形成術、アブレーション、四肢動脈形成術、頭頚部血管領域(動脈瘤、梗塞の血栓除去、脳内出血の止血など)

緊急の場合、深夜でも検査や治療を施行しています。

2017年度症例数

心臓カテーテル室

心臓カテーテル検査 527例
PCI(治療) 441例
四肢血管拡張術

59例

多目的血管造影室

頭頚部検査・治療 124例
体内式ペースメーカ移植術 53例
アブレーション 13例

<治療前/治療後>

<左肝動脈造影>

<左室造影>

<脳血管造影正面>

<脳血管造影側面>

<脳血管三次元造影>