放射線被ばくについて

放射線被ばくについて

放射線は、病気の早期発見やがんの治療などの目的に広く利用され、医療においては不可欠の存在になっています。このような放射線ですが、大量に受けますと何 らかの影響があると考えられています。以下に、各臓器・組織の確定的影響の急性被ばくにおけるしきい線量を示します。

各臓器・組織の確定的影響の急性被ばくにおけるしきい線量(ICRP Pub.60より)

組織・臓器 影響 しきい線量
生殖腺(男性) 一時不妊 150mGy
永久不妊 3500~6000mGy
生殖腺(女性) 永久不妊 2500~6000mGy
眼の水晶体 水晶体混濁 2000~10000mGy
骨髄 造血能低下 500mGy
胎児 流産(受精~15日) 100mGy
形態異常(受精後2~8週) 100mGy
精神発達遅延(受精後8~15週) 100~200mGy

次に、当施設でのX線撮影における被ばく線量(皮膚表面)を示します。

部位 被ばく線量
頭部 1.4~2.0mGy
胸部 0.2~0.5mGy
腹部・骨盤部 1.0~1.5mGy

X線撮影で何らかの放射線影響があるとは考えにくいですが、消化管(胃、大腸等)のバリウム検査や、腹部・骨盤部へのX線CT検査では、被ばく線量が多くなるものもありますので、医師や診療放射線技師にご相談ください。

ご不明なことなどがありましたら、どうぞ私たち診療放射線技師にお尋ねください。