心臓血管外科

心臓血管外科

外来担当医一覧

氏名 専門分野
小江 雅弘      

心臓外科

大動脈瘤・血管外科

※火・木のみ

森重 翔二   午後再来   午後再来  

専門分野・特長

心臓外科一般、胸部・腹部大動脈瘤、末梢血管疾患

診療概要

心臓血管外科は1999年11月に開設され、心臓・大血管疾患、末梢血管疾患などに対する外科治療を開始しました。
以来2013年12月末までの14年間の手術症例数は1,768例であり、その内容は以下のとおりです。

 
  • (1) 開心術(総数963例)

虚血性心臓病に対する冠動脈バイパス術は605例であり、そのうちの138例が慢性腎不全症例(透析例101例、Cr≧2の非透析腎不全例37例)でした。2001年より人工心肺を使わない冠動脈バイパス手術を本格的に導入し、2003年以降はバイパス症例の95%に本法を施行しており、手術侵襲が軽減されるため術後合併症が少なく、良好な結果が得られています。2009年~2013年の5年間の冠動脈バイパス手術の手術死亡は、緊急手術22例を含めても128例中1例で、手術死亡例率は0.8%でした。

心筋梗塞合併症としての急性期心室中隔穿孔・左室破裂や、慢性期心室瘤・僧帽弁閉鎖不全症に対する手術も21例行いました。

次に心臓弁膜症に対する手術は264例で、80歳以上の高齢者手術や弁形成術も積極的に行っており、最近では生体弁使用の頻度が増加しています。2009年~2013年の5年間の心臓弁膜症手術の手術死亡は93例中2例で、手術死亡例率は2.2%でした。また、これまでに心房細動に対する不整脈手術も43例に行いました。その他、先天性心臓病(心房中隔欠損症など)、心臓腫瘍、収縮性心膜炎、心筋症、肺動脈塞栓症、胸部大動脈疾患に対する手術も行っています。

2015年4月より胸部大動脈瘤に対するステントグラフト治療も開始しました。

 
  • (2) 非開心術(総数805例)

腹部大動脈瘤は197例でした。また、破裂での緊急手術10例のうち7名を救命できています。さらに、2010年9月より腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療も開始し、2013年末までに35人の方に施行しました。ステントグラフト治療は開腹術と比べ低侵襲でありながら良好な手術成績(手術死亡なし)でした。末梢血管疾患に対する手術が225例(下肢血行再建術等127例、透析用シャント合併症等98例)、ペースメーカー関連手術が317例でした。

 

今後とも循環器科と緊密な連携をとりつつ、
更なる手術成績の向上を目指したいと思います。

  • 手術日:月・水・金
  • 外来日:火(午前:宮本 午後:河野)・木(午前:宮本 午後:今坂)

特徴・特色

心臓血管外科は循環器内科と同じ病棟(北3階病棟)であるため、毎朝のCCUカンファレンスと心臓カテーテル検討会、週1回の抄読会等々を合同で行っており、常に内科と連携した診療が可能となっています。また、循環器内科の検査前後の患者さんと心臓手術後の患者さんが同じ部屋になることも多く、情報交換が盛んに行われて手術に対する不安の解消につながっています。

一方、当院は全国でもトップクラスの腎センターを有しており、その関係上腎不全を合併した症例が多いことが特色です(前述)。多くの患者さんを経験できることから、周術期の管理方針が確立しており、また、手術翌日から腎臓内科医師・腎センタースタッフの協力により安全に透析が施行されており、良い手術成績が得られています。

 

日本胸部外科学会認定医制度指定施設、心臓血管外科専門医認定機構関連施設、日本ステントグラフト実施基準管理委員会胸部および腹部ステントグラフト実施施設、浅大腿動脈ステントグラフト実施施設