マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは

原因は「マイコプラズマ・ニューモニア(Mycoplasma pneumoniae)」というのが正式な名前です。
マイコプラズマは自己増殖可能な最も小さい微生物です。(ウイルスはほかの生物の助けがないと増殖できません)
細菌に近い微生物ですが、細胞壁がない点が特徴です。このため、通常よく使われる「ペニシリン系」「セフェム系」などの抗生剤が効きません
以前は4年ごとにオリンピックの年に流行するといわれましたが、近年はそうとも限らないようです(2006,2010年に流行)
0歳児の間におよそ40%の子どもが罹患し、大人になるまでにほとんどの人が一度は感染すると考えられています
引き起こされる病気としては咽頭炎、気管支炎、肺炎が多く、肺炎は「異型(非定型)肺炎」といわれることもあります。
頑固な咳、熱、倦怠感があるときにはマイコプラズマ肺炎である可能性があります
胸水が大量にたまることもあります
まれに脳炎を起こすことがあります。その他にも溶血性貧血、中耳炎、心筋炎、心嚢炎、ギラン・バレー症候群などもまれにみられます。
一度だけでなく、繰り返してかかることがあります

マイコプラズマ肺炎の診断

レントゲンで肺炎と診断された際に、レントゲンの特徴と臨床症状から、マイコプラズマ肺炎の可能性が考えられる場合があります
血清抗体価の上昇で感染を確認することができます

マイコプラズマ肺炎の治療

「マクロライド系」「テトラサイクリン系」の抗生剤が有効です。
「マクロライド系」抗生剤は、ほかの薬とののみあわせの問題があることがあるので、ほかに飲んでいる薬があるときにはよく相談されてください
マイコプラズマ感染は、抗生剤を使わなくても自然に良くなることもあるといわれます。入院したときには、抗生剤に加え、安静、点滴と吸入などが治療として行われます

参考:LinkIconIDWR:感染症の話 マイコプラズマ肺炎

2007-5-10開設  2017-04-06 改訂

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